広告効果を見える化するためにTableauでレポートを運用していたものの、更新や修正のたびに手作業が発生し、属人化やエラー対応の負担が課題となっていた広告業界の企業様。
データ女子は、レポート運用をより安全でスムーズに行えるよう、データ管理の仕組みづくりから改善をサポートしました。
日々の数字を安心して確認できる環境を整えることで、チーム全体が“分析や提案”に集中できる体制へと変わりました。
【 COCOO(コクー)】へご相談ください。
業界
広告業界
支援期間
2023年1月 ~ 2025年7月
担当領域
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マーケティング分析(広告データの集計・可視化)
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レポーティング業務(定型レポート・自動化)
使用ツール
Tableau、GitHub、Googleスプレッドシート
担当業務内容を詳しく教えてください。
広告業界の企業様にて、Web広告データの集計・可視化レポートの運用支援を行いました。
広告パフォーマンスを正しく把握できるよう
・クリック数
・コンバージョン率
などの指標をTableauでわかりやすく可視化。営業担当やマーケティングチームがスムーズに活用できるよう、レポート更新の手間を減らし、精度を高める仕組みづくりを進めました。
主な業務内容:
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Web広告の成果データ(クリック数・CV率など)のTableauレポート作成・更新支援
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顧客向けレポートの保守・修正対応および、表示内容の改善提案
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広告実績を取得するための定期実行クエリの管理・メンテナンス
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抽出データをスプレッドシートやCSVで自動出力し、営業担当がすぐ活用できる形で提供
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レポート更新時のエラー検知・チェック体制の改善
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チーム全体で安全に運用できるよう、作業手順書の整備と引き継ぎサポート
導入前にお客様が抱えていた課題は?
お客様の社内では、広告データのレポートを毎日更新していましたが、定期実行クエリやレポートの管理方法が人に依存している状態でした。
そのため、
『誰がどこを変更したのかがわからない』
『修正ミスが起きてもすぐに気づけない』
など、運用の安定性に課題を抱えていました。
また、他部署で作成したクエリを流用していたことから、一部のエラー通知が正しく動作しないケースも発生。数値が欠けたままレポートが配信され、ユーザーからの指摘で初めて問題に気づくこともありました。
こうした状況から、
✔ 「データを正しく見たいのに、更新や修正のたびに不安が残る」
✔ 「誰が触っても安心して使える仕組みに変えたい」
という思いを強く持たれていました。
課題解決のために何をしましたか?
データ女子は、属人化していたレポート運用をチーム全体で扱えるようにするため、「安心して更新できる仕組みづくり」を進めました。単にツールを整えるだけでなく、誰が触っても正しく動くよう、管理ルールや運用体制そのものを見直しました。
主な取り組み内容:
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レポート更新時の変更内容を記録できるよう、データ管理環境を整理・一元化
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更新作業をワンクリックで完了できるよう、自動アップロードの仕組みを導入
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変更時は必ず別メンバーが確認できるようにし、ミス防止のチェック体制を構築
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エラー通知の仕組みを改善し、問題が発生した際に即座に検知できるよう整備
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実運用の前にテスト環境を設け、安全に検証できるプロセスを導入
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非エンジニアメンバーでも運用できるよう、わかりやすいマニュアルを作成・説明会を実施
実際にどんな効果がありましたか?
レポート更新にかかっていた時間や手間を大幅に減らし、数字を安心して確認できる仕組みを整えることができました。
また、エラーが自動で検知されるようになったことで、「いつの間にかデータが抜けていた」といったトラブルも防止できています。チーム全体でデータを扱えるようになり、担当者一人に負担が集中することもなくなりました。
今では、『分析に集中できる環境』が整い、数字をもとにした改善提案がしやすくなっています。
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手作業の更新がなくなり、レポート作成時間を約半分に短縮
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エラー検知の自動化で、数値の抜け漏れや不具合を事前に防止
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レビュー体制の導入で、更新時のミスを未然に防げるように改善
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作業内容を可視化し、属人化していた業務をチーム全体で分担可能に
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データ整備の仕組み化により、分析や提案に時間を使える体制へシフト
今後のご支援について教えてください。
今回の支援では、レポート更新の属人化やエラー対応の不安を解消し、チーム全体で安心して広告データを扱える体制を整えることができました。
作業の効率化だけでなく、数字の信頼性が高まったことで、マーケティングチームがよりスピーディに施策改善へ動けるようになりました。
今後は、広告効果測定ツールのデータをより幅広く活用したいというご要望もありました。
複数ツールのデータをまとめて成形するには、システム開発が必要なケースも多く、現在はその仕組みづくりに向けて検討を進められています。
データ女子としても、こうした「データの利活用を次の段階へ進める支援」を通して、より柔軟で効率的な分析環境の実現をサポートしていく予定です。
今回の支援では、レポート更新の属人化やエラー対応の不安を解消し、チーム全体で安心して広告データを扱える体制を整えることができました。作業の効率化だけでなく、数字の信頼性が高まったことで、マーケティングチームがよりスピーディに施策改善へ動けるようになりました。
データ女子は、ツール設定や仕組み構築だけでなく、「現場が安心して使い続けられる環境づくり」まで寄り添う存在です。
『レポート運用が人に依存している、更新に時間がかかっている、ミスを防げる仕組みを整えたい』
―― そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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