• BIツール導入・選び方

【2026年版】Power BI(パワービーアイ)とTableau(タブロー)、どちらを選ぶべき?違い・向いている企業をわかりやすく解説!

更新日:2026.01.26

【2026年版】Power BI(パワービーアイ)とTableau(タブロー)、どちらを選ぶべき?違い・向いている企業をわかりやすく解説!
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【2026年版】Power BI(パワービーアイ)とTableau(タブロー)、どちらを選ぶべき?違い・向いている企業をわかりやすく解説!

目次

Power BIとTableauは、企業における意思決定に必要なデータを視覚化し、分析を可能にするビジネスインテリジェンス(BI)ツールの代表的な存在です。

使えば使うほど便利になり、社内での情報共有が加速するBIツールです。しかし、その一方では社内人材がBIツール使いこなせるようになるまでには一定の知識と経験が必要になりますので、一度導入してしまうと他のツールへの乗り換えが困難なツールでもあります。

このため、これからBIツールを導入される企業では、最初のツール選びがとても重要です。

Power BIか、Tableauか、どちらを選ぶべきかについて、さまざまな角度から徹底的にわかりやすく解説します。企業の担当者様のBIツール選択に役立つ情報を網羅していますので、少し長くなりますが最後までじっくりご覧ください。

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Power BIとTableauの導入企業数・市場シェア

オフィスビルのイメージ

2大BIツールであるPower BIとTableauについて、まずは導入企業数や市場シェアを比較してみます。多くの企業で採用されているツールの方が、ネット上に多くの情報が存在し、また、使いこなせる人材の確保が容易であるなど、メリットが多いです。

まず、Tableauの導入企業数は、2021年10月と少し古い数字になりますが、世界で8万6,000社以上、このうち日本企業では4,000社という数字が伝えられています。

一方、Power BIについては後ほど詳しく解説しますが、Microsoft社のさまざまなアプリケーションと一緒にインストールされるケースが多いため、具体的な導入企業数を計測することが困難です。ただし、Power BIについて「市場シェアNo.1」という表現は、さまざまな場所で見られます。

2026年現在、Power BIとTableauはどちらもトップクラスの採用実績を誇っているBIツールです。導入企業数や市場シェアを判断材料にすると、どちらも優れているツールであることが分かるものの、どちらか一方を選択する決め手にはなりません。

やはり、Power BIとTableauの機能や特徴をしっかり見定めて、企業にとって相性の良い方を選ぶことが大切です。

【比較表】Power BI vs Tableau 主要機能・特徴一覧

それぞれの特徴について詳しく解説する前に、まずは両者の違いを簡単な一覧表にまとめましたので、ご確認ください。同じBIツールと言えど、さまざまな点で明確な違いがあります。

比較項目

Power BI

Tableau

強み

Microsoft製品との圧倒的親和性

思考を止めない深い分析と表現力

主な対象ユーザー

全社員(現場の誰もが使える)

分析官・経営層(深い洞察を求める層)

AIの活用形態

Copilot:レポート作成を「自動化」

Tableau Pulse:変化を「自動通知」

学習コスト

低い(Excelの知識がそのまま活きる)

中〜高(独自の操作感に慣れが必要)

ライセンス費用

安価(M365に含まれるケースも多い)

プレミアム(高い分析価値への投資)

この表を見るだけでも、両者は「似ているようで全く違う」製品であることが分かります。次の項からは、具体的なPower BIとTableauの特徴について解説しますので、ご確認ください。

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Power BI(パワービーアイ)の特徴

調査のイメージ

Power BIの最大の特徴は、何と言ってもMicrosoft社の製品であるということです。

日頃からExel(エクセル)を使い慣れている方にとっては、同じMicrosoft製品であるPower BIを初めて触っても、操作感が似ているため使いやすいです。また、Microsoft365などのライセンスを契約されている企業であれば、実質無料でPower BIを使えます。

さらに、Power BIは2025年以降、Microsoft社の生成AI「Copilot(コパイロット)」との統合が進められていますので、AIを活用したビジネスの分析ツールとしても今後の機能向上の期待が高まっています。Copilotは、ChatGPTと同じくOpenAI社のGPTモデルを基に開発されている生成AIです。

では、それぞれの項目について、さらに詳しく解説していきます。

Microsoft 365 / Excelとの圧倒的な親和性

やはり多くの企業がPower BIを選ぶ最大の理由は、既存のMicrosoft製品との親和性の高さです。デザインなどのクリエイティブな企業を除いては、WindowsパソコンとMicrosoft製品で業務を行われている企業が多いのではないでしょうか。

すでにMicrosoft製品のWord(ワード)やExelを使用されている場合、Microsoft365 E5ライセンスを契約していることが多いです。このライセンスにはPower BIの使用も含まれていますので、追加の費用をかけずに導入できます。

また、BIツールの導入においては社内人材の育成も重要なテーマです。Power BIは、使い始めの初期の段階ではExcelの延長線上の操作感で、誰でも簡単に使いこなすことができます。Excelのピボットテーブルを使えるユーザーなら、数時間の学習で基本操作をマスターでき、本格的なデータ分析が始められます。

さらに、TeamsやOutlookを日常的な社内のコミュニケーションツールとして使用されている企業であれば、チャット画面から移動することなくダッシュボードを共有し、その場で数値に基づいた分析や議論が可能です。

Microsoft製品であることは、ライセンスなどの初期導入コスト、そして人材育成にかかるコストを抑える効果があります。

生成AI「Copilot」:ビジネス分析のハードルを下げる

Microsoftの生成AI「Copilot」は汎用性ではChatGPTやGeminiなどの競合に劣るものの、企業の実務に限定した使用では着実に性能が向上しています。Power BIでは、AIアシスタントである「Copilot in Power BI」が使用可能です。

BIツールにAIが導入されることによって、分析の手間と時間を大幅に削減することが可能になりました。

例えば、Power BI上で新たに分析用のダッシュボードを作成する際には 「2025年度の売上推移を、製品カテゴリー別に見せて、要因分析も付けて」とチャットで指示するだけです。職場の仲間に依頼するときと同じように、言葉(自然言語)で伝えるだけで済みます。

以前は、検索やクリックをしながらデータを見つけ出し、ダッシュボードに追加するという操作が必要であったものが、圧倒的に簡単でスピーディになりました。

また、レポートと同じく、データの加工に使用する個々の関数の作成についてもCopilot in Power BIに対して意図や目的を伝えるだけです。これまでBIツールの使用では、どれだけ複雑な計算式の関数を使いこなせるかが重要でしたが、専門知識がなくても複雑な計算式の関数が生成されますので、知識や経験がなくても使いこなせるツールに進化しています。

Power BIの使用中に操作マニュアルを確認したいという時にも、これまではキーワード検索などに時間を要していたQ&A機能にCopilotが導入されたことで、テキストや音声で質問すると最適な回答が返されるようになりました。

2026年も継続してCopilotの開発が行われていますので、今後も利便性の向上が期待できます。

Microsoft Fabricとの統合:データ移動を最小限に

少し掘り下げて技術的な点にも触れておきます。Power BIは個人のデータ分析ツールとしても十分に便利ですが、組織での大規模な活用のための仕組みとして現在、Microsoft社のデータ基盤である「Microsoft Fabric」との境界の無いシームレスな統合が進められています。

ポイントとなるのは「OneLake」と「Direct Lakeモード」です。

OneLake(ワンレイク)とは、企業内のあらゆるデータを一箇所に集約するシステム設計です。データのコピーを何個も作る必要がなくなり、ストレージコストと管理の煩雑さが解消されています。

また、Direct Lakeモードは、大規模データをインポート無しでリアルタイムかつ高速で分析処理することを可能にするものです。以前のように、分析ごとにインポートを行う必要が無くなりました。

これにより、IT部門がデータを用意し、現場がそれを即座にPower BIで見るというサイクルが「秒単位」で完結します。

企業内における情報共有に関するノウハウの蓄積と、システム開発においては、やはりMicrosoft社のこれまでの経験と実績が数多く活かされています。
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Tableau(タブロー)の特徴:最高峰の視覚化とAIによる自動洞察

Tableauの大きな特徴は、データサイエンティストなど企業分析のプロフェッショナルや、感度の高い経営者層など、日頃からデータに触れる機会の多い人々からの圧倒的な支持を得ている点です。

Power BIが全社的な普及と効率化を目指しているのに対して、Tableauはデータの視覚化に力を入れ、BIツールならではの洞察による発見を生み出します。これまでの紙の営業報告書やレポート、Exelなどの表計算では見つけられない企業や市場の変化を知るには、データの視覚化はとても重要です。

また、Salesforce社の傘下になったことで、営業CRMとの連携が進められているため、社内で導入済みのツールによっては、とても相性が良く、これまで以上の成果が期待できます。

では、Tableauの特徴について、詳しく解説を進めます。

認知科学に基づいた「考えるスピード」での分析

Tableauが経営者や意思決定層からの支持をうける背景には、直感的な操作性があります。この操作性を生み出しているのは、Tableau独自の特許技術である「VizQL」です。これは、ユーザーが画面上でドラッグ&ドロップする操作を、即座にクエリ(データへの命令)に変換し、視覚化する技術です。

例えば、あるデータをビジュアル化したいときに、Tableauでは先にグラフの種類などを選択する必要がありません。「このデータとこのデータを掛け合わせたらどうなるか?」という直感に従って操作することで、自然と最適なビジュアルが立ち上がります。

こうした直感的な操作は、人間の認知科学に基づいたもので、思考するスピードのままでデータ分析を行うことが可能です。

また、Tableauのビジュアルは、色使いや配置の一つひとつが人間の認知特性に合わせて設計されています。これにより、複雑なデータの中から瞬時に「異常値」や「チャンス」を見抜くことが可能です。

Tableau Pulse:「プッシュ型」BI

Tableauに新たに加えられた機能「Tableau Pulse」は、これまで通りのダッシュボードでのデータ分析に加えて、Slackやメールなどにデータの変化を要約して届けるものです。

この「Tableau Pulse」の凄いところは、単に一斉送信で同じ情報を届けるのではなく、例えば経営者や部門長、マーケティング担当者などの職種や役割に応じて、AIが自動的に注目すべき数字(KPI)を割り出し、そのデータの変化についての情報をそれぞれにカスタマイズして届けます。

さらに、要約のなかにはAIによる解説が加えられており、単に「売上が5%低下しました」という通知だけでなく、「原因は〇〇地域の在庫不足と、広告クリック率の低下です」といった要因分析までが含まれるのです。

もちろん、AIによる診断結果をそのまま信じることには危険性がありますが、こうした単純なデータやレポートではなく、もう一歩踏み込んだ分析までをプッシュ型で伝えられることは、変化の激しい現在の経営環境においてはとても便利な機能です。

Salesforceエコシステムと「Agentforce」の融合

Power BIがMicrosoft製品との相性が良いのと同じように、TableauはSalesforce(セールスフォース)の傘下であるため、同社の提供している顧客管理ツール(CRM)との統合が進められています。

このため、営業やマーケティング部門でSalesforceを導入済みの企業にとっては、Tableauを選ぶことには大きなメリットがあります。

日々の商談データや営業活動などの履歴をSalesforceで入力すると、そのデータはそのままTableauの参照するデータ資料となります。つまり、現場で活動するスタッフはこれまで通りの入力をするだけで済み、わざわざBIへの入力をする二度手間が発生しません。

さらに注目すべきは、分析だけに留まらない営業活動におけるSalesforceとTableauの強力な連携です。

Salesforceに導入されている「Agentforce(エージェントフォース)」は、自律型AIエージェントと呼ばれるもので、日々の営業活動の履歴をTableauが読み取って分析したうえで、分析結果をもとに自ら顧客へメールを送ったり、タスクを作成したりする「分析から実行までの自動化」が実現しています。

導入時には、現場での混乱が生じる可能性がありますが、自律型AIエージェントが稼働することによって営業やマーケティング部門の人的リソースを最大限に活用できることが期待できます。
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導入や人材育成にかかるコストの比較

コストのイメージ

Power BIとTableauについて、それぞれの機能を把握したうえで、やはり気になるのが導入にかかるコストです。また、BIを導入後には使いこなせる人材の育成も重要なポイントになってきますので、人材育成にかかるコストについても合わせて比較します。

導入にかかるコスト

2つのBIツールの導入コストを比較すると、やはりPower BIの方が圧倒的に低価格での導入が可能です。

多くの企業では既にMicrosoft365のサブスクリプション契約などをされているため、Power BI導入のためのコストは発生しません。逆を言えば、Microsoft365を契約済みであるにも関わらず、まだPower BIを使用していない企業では、その分だけ損している状態であるとも言えるでしょう。

また、Microsoft365の契約がない企業の場合でも、Power BIの1人あたりのコストは1,500円から2,000円程度です。

一方のTableauは、データの操作などを行う作成者(Creator)権限を持つユーザーは月額1万2,000円、閲覧のみのユーザーでも月額2,500円からとなっており、Power BIと比べると数倍の価格設定です。もし全社的にTableauを導入すれば大きなコスト負担となります。

この導入コストの違いが生まれる要因のひとつは、Power BIが「広く浅く」多くの人たちで情報を共有することを目指しているのに対して、Tableauは「狭く深く」経営者やデータサイエンティストなどの特定の人たちが重要な判断をするために使用する設計となっているという違いです。

つまり、BIツール導入後に何をしたいのかという点を十分に考慮しなければ、思ったような効果が期待できません。

人材育成にかかるコスト

BIツールの導入にあたっては、導入にかかるコストだけでなく、ツールを使いこなし、データを適切な状態に保つための人材が不可欠です。せっかくBIツールを導入したものの、途中で使用を諦めてしまうケースが多いのは、使いこなせる人材の欠如です。

まず、初期レベルでの人材育成コストについては、やはりPower BIの方が圧倒的に低コストを実現しています。

Power BIの特徴でも説明した通り、ExelなどのMicrosoft製品に日頃から馴染みがあり、ピボットテーブルなどの機能まで使いこなせる人材がいれば、Power BIもそのままのスキルで使用可能です。つまり、初期レベルでは、Power BIのための専門知識は少なく、人材育成にかかるコストはごく僅かで済みます。

一方のTableauの場合には、まず「ディメンションとメジャー」という独特の概念を理解する必要があり、これが使いこなせるまでの最初のハードルとなります。このため、初期レベルの理解のためにも数日から数週間の学習が必要であるため、その分だけの人材育成のコストが発生します。

また、中級から上級へと高度なデータ分析を行いたい場合には、Power BIもTableauでも

同じように高い専門性を持ったスキルが必要になります。しかし、一般的な市場での評価では、Tableauを高度に使いこなせる人材のほうが価値が高いとされており、年収ベースで100万円から200万円程度の給与の上乗せが必要になります。

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その他のコスト

導入と人材育成に加えて、BIツールの導入にあたって発生するコストについても両者を比較します。

パソコンの購入費など

まず、パソコンのOSについては、Power BIがMicrosoft製品であるためWindowsパソコンでしか動きません。このため、日頃の業務でMacを使用しているスタッフにもデータ共有をしたい場合には、ツールの導入やパソコンの購入などのコストが発生します。

TableauはOSを問わず稼働しますので、WindowsやMacなどを気にせずに利用できます。

データ整理・管理コスト

BIツールの要は、なんといってもデータです。美しく綺麗に整理されたデータが無ければ、BIツールは正確な結果を表示することができません。

このため、社内に保有しているデータを、まずは整理整頓する必要があります。BIツールの使用にかかる時間のうち、このデータの整理や加工にかかる時間が全体の80%であるとの調査結果もあり、この段階にかかるコストは大きなものです。

Power BIでは、「Power Query」という強力な掃除道具が標準で付いています。つまり、自社で保有する情報を、Power BIが読み取れるデータへの変換するためのツールには費用が発生しません。

一方、Tableauでは、本格的な掃除には「Tableau Prep」という別アプリが必要で、これも十分に使いこなすためには時間がかかります。

なお、運用を継続していくなかでは、Power BIが「誰でも使いやすい」ツールであることが混乱の原因になりうる点にも注意が必要です。つまり、社内の誰もが好きなようにデータを作成したり、グラフを作成したりできるため、同じデータが複数存在したり、情報の参照元の異なるレポートが複数存在することによる社内の混乱が生まれやすいのです。

社内にデータやレポートの乱立を防ぐためには、事前にしっかりとしたルールを定め、混乱が生じない環境作りを行うことが大切で、この管理や監視にかかるコストは決して無視できないボリュームになります。

営業コストの削減

最後に、BIツールの導入がコストの増加だけでなく、削減にも寄与するものであることもBIツールの選択では考慮すべきでしょう。

すでにTableauの特徴として解説した通り、Salesforceとの強い連携が進んでいるTableauでは、顧客に向けてのメールの送信などの自動化が進むことによって、これまで人間が行っていた業務を、完全にAIに任せることができます。

Exelのマクロや、スプレッドシートのGASのような表計算プログラムの自動化は、これまでの企業活動においても人材の最適化に大きく役立ってきました。今後はAIエージェントの登場によって、AIによる人材の最適化が進みます。

こうした営業などの社内スタッフの最適化を考慮した場合には、やはりPower BIよりもTableauのほうが現状では機能面で上回っています。

どちらのBIツールを選ぶべきか

提案のイメージ

さまざまな角度からPower BIとTableauについて比較しました。これまでの解説を踏まえて、それぞれのBIツールがどのような企業に向いているのかについてまとめます。

Power BIが向いている企業

Power BIは、「すでにMicrosoft 365を導入しており、特定の専門家だけでなく、営業や事務職を含む全社員でデータを共有したいという企業にとって、最適かつ現実的な選択肢です。

特に、データ基盤の構築から分析までをひとつのプラットフォームで完結させたい場合、これ以上のツールはありません。導入や人材育成などにかかるコストについても、圧倒的にTableauよりも低価格です。

ただし、情報の管理(ガバナンス)という点においては、誰でも使いこなせるというメリットが裏目にでる危険性について十分な配慮が求められます。同じような内容のレポートが社内に乱立してしまうと、これをクリーンアップするには多大な時間が必要です。

BIツールとしてPower BIを使いこなすためには特に新たな人材の雇用は不要ですが、全体を監視して適切な運用を行うためには、Power BIに習熟した人材や専門家からのアドバイスを受けることがおすすめです。

Tableauが向いている企業

Tableauは、データの美しさや分かりやすさが、現場や経営層の意思決定を左右すると考えている企業に最適です。特に、Salesforceを基幹システムとしている企業や、複雑な多角分析を通じて競合他社にない独自の勝ち筋を見つけたい戦略的な組織において、その真価を発揮します。

また、社内でMac OSのパソコンの利用が多い企業や、フリーランスなどの外部のクリエイターとの協業が多い会社で、外部にも情報共有をしたい企業にとっては、OSを問わず閲覧可能なTableauもひとつの選択肢です。ただし、閲覧のみのユーザーであっても月額2500円以上のコストが発生することには注意してください。

さらに、Tableauは導入から運用までの全てのフェーズにおいて、常にPower BIよりも高度な人材が求められている点については、十分に考慮しておく必要があるでしょう。

どれだけ美しいビジュアルで直感的な操作が可能なツールであっても、正確なデータを導き出すことが出来なければ役に立ちません。
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まとめ:Power BI vs Tableau

上昇のイメージ

2026年現在、BIツールは単なる「データの可視化」のためのツールという枠を超え、生成AIの導入によって意思決定や具体的アクションを行う業務オートメーションツールとしての役割も担うようになっています。この記事で解説した通り、Power BIとTableauはそれぞれ異なる理想を目指してサービスを提供しています。

Power BIは、Microsoft 365という強固なインフラの上に、生成AI「Copilot」やデータ基盤「Fabric」を統合することで企業活動を支援しています。誰もが当たり前にデータを扱える環境を圧倒的な低コストで提供しており、Excelの延長線上でスモールスタートしつつ、全社的なデータ共有を実現したい企業にとって、これほど合理的な選択肢はありません。

一方、Tableauは「Tableau Pulse」によるプッシュ型分析や、Salesforceの「Agentforce」との高度な連携により、分析から実行までの自動化を実現しています。ライセンス料や専門人材の確保といったコスト面では少しハードルの高さが感じられますが、複雑なデータから独自の勝ち筋を見出す深い洞察と、プロフェッショナルが求める圧倒的な表現力において、今なお他の追随を許しません。

一度導入すると乗り換えが難しいツールだからこそ、目先のライセンス料だけでなく、習得にかかる時間や将来的な拡張性、そして「自社の社員が実際に使いこなしている姿」を具体的にイメージして選択することが重要です。

最後に

自社のリソースや目指す方向性など、それぞれの企業ごとの目標や課題を踏まえ、皆さまの会社にとって最適なBIツールを見つけるために、この記事が少しでも参考になりましたら嬉しいです。

また、BIツール選びについて具体的なアドバイスやご相談がありましたら是非、弊社までご連絡ください。企業のデータ活用やBIツールに詳しい専門スタッフが、御社のデータ活用をサポートさせていただきます。

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